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# 4週間経過
2011/04/10 12:10
東京の桜は満開です。
花見したかったけど、昨日は雨風強く断念!
靖国神社と九段下を車で通ったけど、やっぱり屋台とか出てないんだね。

今日は選挙ですね。
投票行きましょうね。ちゃんと考えて投票しましょうね。

さて、前回の続き。

品川駅に到着したところで、警察が「JRは終日運行中止となりました。復旧の目処はたっていません。」
とアナウンスしている。
うーん。
ちょっと考えました。
目の前の東横インに泊まろうか。
品川プリンスに泊まろうか。
気分転換に水族館に行こうか。

結局、歩いてるうちに京急が復旧するかもしれない。
京急がだめでも、ある程度あるいたらタクシーに乗ればいいや。
と思い。
再び歩き出す。

国道15号。これをずーっと、ひたすら歩けば家に着く。
道はシンプル。何回も車で通ってる。
通ってるだけに、どれだけ距離があるか分かる。辛い。。。

ふと、携帯電話でラジオ聴けんジャン!って思い。
ラジオを聴く。
聞こえてくるのは、どこも地震の被害状況の悲惨さ。
気にはなるけど、ここで暗い気持ちになってしまってもしょうがない。
と思い。電池もなくなってきたし、すぐにラジオOFF。
ひたすら歩く。歩く。

大森のイトーヨーカドー近くで休憩。
さすがに疲れた。
腹も減ってきた。
コンビニでおにぎりを購入。
ちょっと体力回復。

とりあえず、多摩川目指して歩き出す。
ひたすらまっすぐ。
途中の吉野家や、すき屋は満員、外にも並んでる。
ファミレスも行列。中では歩いた疲れを癒すサラリーマン。
みんな疲れながらも家を目指して頑張っている。

やっと多摩川、六郷大橋到着。
午後10:30。
歩き始めて5時間経過。
足が痛い。
橋のたもとの公園で、しばし休憩。
あと、どのくらいだろう。2時間くらいか。
道はまだ大渋滞。東京から延々と大渋滞。
途中、陸上自衛隊の車両ともすれ違った。

重い腰を上げ。
思いを家に向けて、再び歩き出す。

六郷大橋から明るい光が見える。
なんだあれ?!炎のように揺らめいている。
コスモ石油製油所の火災の炎だろうか?

気になりながらも、歩く。歩く。足を引きずりながら。

今度はとりあえず、鶴見駅。
延々と続く人の波。
東京からずっと同じ面子のような気がする。気のせいだろうか。

見慣れた川崎の街並みは真っ暗。

そこから歩くこと、さらに1時間。
鶴見川を越えて、鶴見駅に到着。
時間は午後11:30。

もう、だめだ。
足が限界。痛すぎる。
ここからタクシー乗ろうかなと思い。
15号を離れ、西口方面へ。
15号は大渋滞が続いてるが、線路沿いの道を新子安まで行く道は空いてるだろうと。

でも、みんな考えてることは一緒。
タクシー待ちの大行列。

もういいや。ここまできたら最後まで歩きとおすっ!と腹をくくって歩く。
でも、足は痛い。股関節が痛い。線路沿いを歩く歩く。

さらに1時間。
やっと新子安に到着。
駅は真っ暗。
そこに京急の真っ暗な回送電車が走ってきた。安全点検のために走ってるんだろうか?

駅からはいつもの道を、歩いて帰る。
違うのは人の数。道の暗さ。車の多さ。

やっと家に到着!!
時間は日付変わって、午前1:00。
マンションも真っ暗。エレベータは何とか動いてた。助かった。
最後の最後に、6階まで階段じゃなくて良かった。

家に着いたら、妻が犬のように飛びついて来た。
お互い顔を見て笑顔になった。
疲れも吹っ飛んだ。。。でも、足痛い。腹減った。

気づいたら、革靴の底に穴が開いていた。
どうりで足の裏が痛かった訳だ。
靴を脱いだら、靴下の親指の部分に大きな穴が!
それを見てまた大笑い。

それから、カレーライスを食べ。
テレビでニュースを見て。
妻が撮影した、家の裏の運河に来た津波動画を見た。

いやー長かった。およそ7時間。
東京からも歩いて帰って来られるんだな。
アップダウンもなくて平らな道でよかったな。
でも、次に地震があったら歩いては帰らないだろうな。

まだまだ、地震が多く。安心できない日々が続いてる。
なるべく普通に、自粛などせずに暮らして行きますよ。

そのなかで、何か少しづつ被災地、被災者の方々に対し出来ることをやっていけばいい。
無理せずに長ーく。今後ずっと続いていく事だから。

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